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ハッチカバーの耐用年数向上へ! シリンダーロッドへのダスト付着を防ぐ「蛇腹式カバー」を開発

2018年11月30日

ハッチカバーの耐用年数向上へ! シリンダーロッドへのダスト付着を防ぐ「蛇腹式カバー」を開発

新開発した「蛇腹式カバー」

 常石エンジニアリング株式会社(所在地:広島県福山市沼隈町常石1083番地、代表取締役社長:廣瀬信彦)は、サイドローリング式ハッチカバーに使用される油圧式ジャッキシリンダーのダスト付着を抑制するため、「蛇腹式カバー」を日本ジャバラ株式会社(所在地:兵庫県神戸市兵庫区水木通9丁目1-16、代表取締役:田中信吾)と共同開発しました。

 従来品はキャンバスカバー等でシリンダーを覆い、ロープで縛ることで内部へのダストの入り込みを防いでいましたが、隙間からダストが入り込み内部に溜まる傾向が見られるうえ、カバーの脱着が困難なため内部の確認や清掃に支障をきたしていました。

 今回開発した「蛇腹式カバー」は、マジックテープとスナップボタンで固定することで隙間を埋め、ダストの付着を抑制すると同時に脱着を容易にしています。これにより、シリンダーのシール類への損傷、ロッドの擦傷及び腐食への抑制効果が向上。定期点検や清掃も容易になり、シリンダーの品質とメンテナンス性を両立しています。また、「蛇腹式カバー」の材質にEPDM※を採用したことで、カバー本体の耐候性も向上しています。加えて、新造船に限らず既に運航している船舶へも取り付けが可能で、サイズもオーダーに応じて製作できる汎用性に優れた製品です。

 常石エンジニアリングでは、引き続きハッチカバーの開発と設計に注力し、付加価値の高い製品とサービスの提供に取り組んでいきます。

※EPDM:エチレンプロピレンジエンゴムの略称、耐候性・耐寒性・耐オゾン性・耐老化性・溶剤性などに優れている。

■常石エンジニアリング株式会社
造船・海運業を中心に事業展開する常石グループの船舶設計会社です。
国内屈指の竣工量を誇る常石造船の船づくりを基盤とした高度な技術力と、新たな設計システムの活用によって船舶、海洋構造物をはじめ、陸上プラントなどの幅広い分野に積極的に取り組んでいます。
URL: http://www.tsune-e.com/
代表取締役社長:廣瀬 信彦
事業内容:新造船の設計、改造船および修繕船の設計、船舶艤装品(ハッチカバー/バラスト水処理装置(BWMS)/硫黄酸化物除去装置(SOxスクラバー))の設計・製作
設立:2011年(平成23年)1月
資本金:1,000万円
従業員:53人(2018年1月現在)
本社所在地:広島県福山市沼隈町常石1083番地

― 本件に関するお問合せ先 ―
常石エンジニアリング株式会社
技術部 装置グループ
E-mail: te.hcv@tsuneishi.com
TEL: 084-987-1445

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